カンフル剤としてのビジネス書
あまり意識高くなくて、かと言って、低すぎもしない
インテリではない、ふつうの会社員の人なら、
きっと同じなんじゃないかなとか勝手に思っている。
今回のメンタルを病んでしまった一件の以前を思い返してみると、
バイオリズムが良くないような、なんとなく気分が晴れずに
モヤモヤしている時というのは、売れていて、キャッチーで、
分かりやすいビジネス書、とりわけ自己啓発書の類いが、
即効性があってよい。
意識高い系ではないが、一時的にメンタルを患う程度には
真面目に生きている、ふつうの会社員であるわたしが、
そういう本を手に取っている時というのは、ほぼ決まって
モヤモヤしている時でした。
(ただし、病的なレベルにモヤモヤした今回の私の場合、
活字なんて読んでられなかったのですが。)
なんだか自分にもできそう、とか前にもどこかで読んだ話と
同じだなとか、その程度の感想を持ちながらパラパラと読む。
だいたいの場合、大して多くのことを書いている訳ではなく、
同じ書籍の中でも繰り返しみたいになっているので、最後まで
読む必要はない。
脳みそが、自分にもできそう、とか、やった気になるという
錯覚を起こしているのか、やるぞ、っていう気持ちに一瞬なるのね。
結果、そういう本にその瞬間を救われて、なんとかやってきた。
そして最近、あまりそういう本を読みたいと思わない。
心の調子が悪くないってことだと理解している。
著者は日本人に限る。
外国の書籍の翻訳された日本語は、モヤモヤに拍車がかかる。
そういう本は、やる気に満ちた絶好調のときにトライした方がいい。
普通ってなんだよとか、メンタルを病むやつは普通じゃないとか、
そういうご意見はあるかもしれないけどね。